米軍によるイラン攻撃の目的は「TikTok映え」? 「トランプが一人でこの演出、計画、決行日を決めた」
ALPHA MALE BOMBING
それでも確かなことが1つある。現在のアメリカ大統領が、過去の大統領の近視眼的な見方を受け継いでいる事実だ。ジョージ・W・ブッシュが03年5月に早々とイラクでの「任務完了」を宣言したように、トランプも今回の爆撃で対イラン戦は終わりと考えている。だから今回の核施設爆撃を第2次大戦末期における日本への核爆弾投下になぞらえ、「広島や長崎を例に出したくはないが、本質的には同じだ。あれが戦争を終わらせた」と語った。
とんでもない。きちんと歴史を直視すれば分かる。広島と長崎の惨状を見て、多くの国が自前の核武装に走ったのだ。
アマゾンに飛びます
2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





