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「憲法が泣いている」...トランプが越えてしまった一線とは?

Congress Must Constrain Trump

2025年6月17日(火)17時15分
コリー・シャキー(アメリカン・エンタープライズ研究所外交・防衛政策研究ディレクター)

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トランプ政権の移民取り締まりへの抗議デモは激しさを増している(ロサンゼルス、6月11日) JASON ARMONDーLOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES

1957年、ドワイト・アイゼンハワー大統領はこれを実行した。人種分離教育を違憲とする連邦最高裁判所の判決に逆らったアーカンソー州で、同州兵を連邦軍指揮下に置くとともに、登校する黒人生徒の警護に陸軍を派遣した。

60年代には、ジョン・F・ケネディ大統領とリンドン・ジョンソン大統領が、公民権活動家の保護を目的に同じ権限を行使している。


1807年制定の反乱法が発動された場合には、秩序回復のため、大統領の権限はほぼ無制限になる。その際、大統領を阻むことができるのは「政治」だけだ。

政治的圧力の大きさは侮れない。トランプは1期目任期中の2020年、警官による黒人男性殺害事件への抗議活動に対して軍動員をちらつかせたが、マーク・エスパー国防長官(当時)の反対表明を受けて、反乱法発動に踏み切らなかった。

だが今や、トランプはロサンゼルスに州兵と海兵隊員を投入。反乱法は発動していないが、実行に向けて環境を整えているようだ。

トランプは抗議デモ参加者を「暴力的な反乱暴徒」と呼び、カリフォルニア州知事を逮捕すると脅している。危険な状況の沈静化を目指す指導者の取るべき態度ではない。

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