イラン世界最大級のガス田が一部停止...イスラエル攻撃でエネルギー供給に懸念

6月14日、イラン南部沖合にある世界最大級のサウスパースガス田が、イスラエル軍による攻撃で火災が発生したため一部操業を停止している。写真は煙を上げる同油田の施設。ソーシャルメディアに投稿された動画より(2025年 ロイター)
イラン南部沖合にある世界最大級のサウスパースガス田が、イスラエル軍による14日の攻撃で火災が発生したため一部操業を停止している。イランのタスニム通信が報じた。
同ガス田はイラン南部ブーシェフル州沖合に位置し、世界第3位のガス大国である同国の生産の大部分を担っている。
イラン石油省によると、攻撃によって発生した火災はすでに鎮火した。火災はサウスパースの一部で発生し、生産が停止したという。
イランは世界のガス生産量の約6.5%に相当する年間約2750億立方メートルを生産している。
同ガス田はイランとカタールが共有し、カタール側はノースフィールドと呼ばれる。カタールはエクソンモービルやシェルといった石油メジャーと提携して生産した液化天然ガスを欧州やアジアに供給している。


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