最新記事
ネットで話題

子犬たちは次々と引き取られていく...その光景を見つめる「取り残された成犬」に涙

Tears As Shelter's Longest Resident Dog Watches the Puppies Being Adopted

2025年6月13日(金)11時50分
マリア・モラヴァ
「置いていかないで...」子犬が引き取られるたびに寂しそうに見つめる成犬に反響 humanebroward-Instagram

「置いていかないで...」子犬が引き取られるたびに寂しそうに見つめる成犬に反響 humanebroward-Instagram

<子犬たちが次々と新しい家族に迎えられていく中、取り残された成犬が、その様子を静かに見つめていた。その悲しげなまなざしが、今、多くの人の心を揺さぶっている>

フロリダ州ブロワード郡の動物保護団体「ヒューメイン・ソサエティ・オブ・ブロワード・カウンティ」が投稿したInstagramリール動画が、多くの人々の心を打っている。映っていたのは、子犬たちが次々と引き取られていくのを、静かに見つめる成犬の保護犬プレッツェルの姿だった。

【動画】施設で一番の古株に...子犬に先を越され続ける成犬の「切ないまなざし」が話題に

投稿には1万6000件以上の「いいね」が寄せられ、地元フロリダの人々を中心に「私が引き取りたい」との声も多数上がった。

「こんなの不公平すぎる」と保護施設は動画にキャプションを添えている。「美しい女の子、プレッツェルはすでに3カ月近く里親を待っていて、今や施設で最も長く滞在している犬です。悲しいことに、これが多くの成犬たちの現実です。子犬たちはすぐに引き取られる一方で、魅力的な成犬たちは家族に出会うまでに何カ月もかかることがあります」

3歳のプレッツェルは、過去に子犬を産んで育てた後、飼い主に「手放された」とされている。施設によると、「最初は少しおとなしくて控えめ。でも優しい性格の持ち主」で、「人間が優しい存在であることを少しずつ学んでいるところ」だという。

一度心を開けば、彼女の「本来の明るい性格」が現れ、遊ぶのが大好きでとても愛情深い。お気に入りは「お腹を撫でられること、おやつ、水遊び、そして外で思い切り走ること」だという。

「プレッツェルはもう一度、家族の一員として迎えられることを望んでいます」と施設は締めくくっている。「安心して、愛されて、もう二度と見捨てられない場所を探しているのです」

編集部よりお知らせ
ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2025」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

物価見通し引き上げの主因は食品、政策後手に回ってい

ワールド

アングル:発達障害の人々に広がるAI利用、「他者と

ビジネス

英シェル、第2四半期は32%減益 原油安響くも予想

ビジネス

石破首相、自動車業界と意見交換 感謝の一方でさらな
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 3
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 4
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 5
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 6
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中