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これだから「貝殻拾い」はダメなんだ...一緒に大量の「あの生き物」を連れ帰ってしまった女性のSNS動画が大炎上

Woman Brings Home Bag of Shells, Internet Horrified by What Happens Next

2025年6月11日(水)16時14分
スー・キム
大量の貝殻

(写真はイメージです)George Girnas-Unsplash

<袋いっぱいの貝殻を持ち帰った女性。そこに思いもよらぬ大量の生き物が隠れているとは──>

「義理の姉が空だと思って貝殻をたっぷり袋に詰め、自転車で帰宅したらこうなっていた」というテキストから始まる動画がTikTokで大きな話題を呼んでいる。6月5日に投稿されると既に310万回以上再生され、何百万人もの視聴者に衝撃と懸念を与えた。

【動画】これだから「貝殻拾い」はダメなんだ...一緒に大量の「あの生物」を連れ帰ってしまった女性のSNS動画が大炎上

動画にはヤドカリたちが袋からゆっくり這い出し、自転車のそばの舗装された床を歩き回る様子が映っている。続くキャプションでは「みんな解放済み、心配しないで」と視聴者を安心させている。

この出来事は、空の貝殻が沿岸の生態系、特に貝殻を住処にするヤドカリにとっていかに重要かを浮き彫りにした。

海洋保護を目的とする非営利団体「オーシャン・コンサーバンシー(Ocean Conservancy)」の記事によると、「ヤドカリは非常に適応力の高い生き物で、他の甲殻類と同様に外骨格を持っているが、追加の保護として他の動物の貝殻を利用する。貝殻を持たないヤドカリを見ることは稀であり、彼らの柔らかく螺旋状の腹部は貝殻にぴったり収まる」という。

ヤドカリは現在知られているだけでも1000種以上存在し、その多くはカリブ海、南米、アフリカ、オーストラリアなど熱帯地域に生息しているが、一部はアメリカ合衆国の大西洋沿岸にも生息しているとオーシャン・コンサーバンシーは述べている。

同団体によれば、ヤドカリは大きく陸生種と水生種に分けられる。陸生のヤドカリはそのほとんどの時間を陸上で過ごし、水に入ることはめったにない。

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