アメリカに広がる「AI学校」通常授業はわずか2時間、AIが教え、先生は「ガイド役」に

THE AI CLASSROOM

2025年5月31日(土)09時53分
ジョシュア・レット・ミラー(本誌米国版調査報道担当)

「どれほど先進的なものであっても、人間の教師の果たす重要な役割の代わりはできない」と、AFTの幹部、フェデリック・イングラムは本誌に寄せたコメントで述べた。「本物の、首尾一貫した学びは、先生と生徒が相互信頼の空気の中で協力し合う場合にしか実現しない」。

きちんと訓練を受け、テクノロジーを教育現場に持ち込む最善の方法を知っている教師の下でなければ、AIを100%活用することはできないというのがイングラムの主張だ。

「公立学校も参考にするべき」

公立校からブラウンズビル校に転校してきた子供の中には、ここでの成長を実感し、自分たちのために新しいアルファの高校設立を求めて活動している生徒もいる。アルファに転校してきて3年目、7年生のサバンナ・マレロもそんな活動に参加する生徒の1人だ。


「ブラウンズビルやその周辺一帯はアメリカの中でも教育が遅れている地域で、アルファのような学習の進みの早い学校を出た生徒がそういう学びを中断して、古いタイプの学校に進学しなければならないなんておかしい」と、彼女は言う。

もしアルファの高校ができなければ、サバンナはブラウンズビルの公立高校に通うことになるだろう。現在は新規開校に関する法的要件を調べているところで、オースティンにあるアルファ系列の高校に見学にも行った。

「私は12歳だから、お金の話とか資金集めについては分からないこともあると思う。だから大人の手も借りている」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-イラン、インド船籍ガスタンカー

ワールド

イラン新指導者、負傷で姿見せない公算 外見損傷か=

ワールド

キューバ、米と協議開始 石油封鎖の影響深刻化

ビジネス

米個人消費1月堅調、PCE価格指数前年比2.8%上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 9
    北極海で見つかった「400年近く生きる生物」がSNSで…
  • 10
    謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持す…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中