アメリカに広がる「AI学校」通常授業はわずか2時間、AIが教え、先生は「ガイド役」に

THE AI CLASSROOM

2025年5月31日(土)09時53分
ジョシュア・レット・ミラー(本誌米国版調査報道担当)

「それから11年以上たって、この手法は多くの学校に広がった。全ての基本にあるのは、子供に学校を大好きになってもらうことが第1だという考え方だ」とプライスは言う。

「それに子供たちは、1日に2時間、習熟度に合わせた授業を(パソコンのアプリ上で)1対1で受けることにより、通常よりずっと速く学習することが可能になる」


昨年のフロリダ州マイアミに続き、今年の秋はアメリカの各地でアルファの新しいキャンパスが開校する予定だ。

テキサス州で2カ所、フロリダ州で3カ所、そしてニューヨークほかで3カ所。年間授業料はブラウンズビルの1万ドルから、ニューヨークの6万5000ドルまで幅がある。一部の新規校の求人によれば、ガイドの初任給(年収)は10万ドルだ。

ブラウンズビル校の生徒の約半数を占めるのが、学校の約40キロ東にあるスペースX本社で働く人々の子供。スペースXの投資は、テキサス州の中でも比較的貧しい地域だったブラウンズビルとその周辺地域の経済に恩恵をもたらしている。

アルファは収入の少ない家庭の子供には、奨学金の給付も行っているという。

教員など180万人が加入する労働組合のアメリカ教員連盟(AFT)は、AIについて、教育現場における「強力なツール」になり得るが、それは安全かつ思慮深く使った場合に限られるとの立場だ。

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