3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終

INSIDE THE EXECUTION ROOM

2025年5月29日(木)18時30分
ジョシュア・レット・ミラー(本誌米国版調査報道担当)

確かにタンジは、アコスタとキャロライン・ホルダーという2人の女性を殺害した。アコスタは2000年4月25日、職場近くのワトソン島にある日本庭園前に車を止めて、昼休みを過ごしていた。そこに、たばこを1本くれとタンジが声をかけてきて、油断したところを殴られ、縛られ、猿ぐつわをはめられた。

当時23歳だったタンジは、抵抗すればカミソリで「耳から耳までかき切ってやる」とアコスタを脅した。オーラルセックスも強要した。そしてアコスタの車を200キロ以上運転して、フロリダ州最南端に近いクジョーキーまで来ると、アコスタを絞め殺し、マングローブに覆われた場所に遺体を捨てた。その後、彼女のキャッシュカードを使ってショッピングを楽しんだ。


2日後にキーウェストで逮捕され、アコスタを殺した理由を聞かれたとき、タンジは「彼女を解放すれば、もっと早く捕まってしまうと思ったから」と答えている。「捕まりたくなかった。楽しすぎたから」

逮捕後にタンジは、1999年にマサチューセッツ州ブロックトンでホルダー(当時37歳)を殺害したと自供した。2児の母だったホルダーはコインランドリーで首を絞められ、喉を刺された状態で発見されたが、死刑が確定したタンジがこの事件で起訴されることはなかった。

フロリダ州立刑務所内の様子

FLORIDA DEPARTMENT OF CORRECTIONS

フロリダ州立刑務所内の様子

FLORIDA DEPARTMENT OF CORRECTIONS

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