トランプ×プーチン、2時間超の電話会談も目立った成果なし

トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が米東部時間19日午前、電話会談を開始した。2018年7月、フィンランド・ヘルシンキで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が米東部時間19日午前、電話会談を行った。ロシア通信(RIA)によると、電話会談は2時間以上続いた。
トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、電話会談は非常にうまくいったとし、ロシアとウクライナは停戦に向けた交渉を直ちに開始すると述べた。
プーチン氏はロシアの黒海沿岸のリゾート地ソチから電話会談を行い、トランプ氏はワシントンに滞在していた。
プーチン氏はソチ近郊で記者団に対し「ロシアは将来の和平協定の可能性に関する覚書を提案し、ウクライナ側と協力する用意があることで米大統領と合意した。その覚書では、例えば和解の原則や和平協定の時期など、いくつかの立場を規定する」と述べた。
さらにこの作業の一環として、両国は停戦の可能性とその期限を確定する必要があるとも述べた。
ウクライナと欧州の同盟国、米国は、プーチン大統領に対し、少なくとも30日間の即時かつ無条件の停戦を受け入れるよう強く求めてきた。