中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の火種」が...トランプが見落とす「危機の兆候」
THE LOOMING ALEUTIANS CRISIS
アメリカ側の覚悟の欠如を、中国は台湾海峡での強硬姿勢への追い風と受け取るかもしれない。それどころか、アメリカの無反応を「台湾を奪っていい」というサインと見なす恐れもある。アラスカ北極圏での抑止力を回復させなければ、アリューシャン列島もまた、キューバや台湾に続く「危機の歴史」に名を連ねることになりかねない。
米政府はグリーンランドに固執するよりも、既にアメリカ領である北極圏の一部、つまりアラスカに注力すべきだ──アラスカの冷気が北極の猛火に転じる前に。
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2025年8月26日号(8月19日発売)は「台湾有事 そのとき世界は、日本は」特集。中国の圧力とアメリカの「変心」に強まる台湾の危機感。東アジア最大のリスクを考える
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