米イーライリリー、インドを世界的供給網の拠点化へ=幹部
糖尿病・肥満症治療薬「マンジャロ」を手がける米製薬大手イーライリリーは、インド国内での委託製造に向けた10億ドル規模の投資計画の一環として、同国を世界的なサプライチェーン(供給網)の拠点にしたい考えだ。インド・ハイデラバードで17日撮影(2026年 ロイター/Sriparna Roy)
Rishika Sadam
[ハイデラバード 17日 ロイター] - 糖尿病・肥満症治療薬「マンジャロ」を手がける米製薬大手イーライリリーは、インド国内での委託製造に向けた10億ドル規模の投資計画の一環として、同国を世界的なサプライチェーン(供給網)の拠点にしたい考えだ。インド現地法人のウィンスロー・タッカー社長がロイターに語った。
マンジャロはインドで販売開始から数カ月のうちに売上高が倍増し、金額ベースで同社の最も売れ筋の医薬品になった。2050年までに肥満人口が世界第2位になると見込まれているインドが、肥満症治療薬の巨大市場に成長しつつあることが浮き彫りにされた形だ。
イーライリリーは現在インド国内に自社の製造施設を持っておらず、委託製造した医薬品を世界中に供給する方針。タッカー氏は「われわれはインドを世界的サプライチェーンの一部、1つの拠点にすることを目指している」と述べたが、具体的な委託製造先は明らかにしていない。
タッカー氏によると、アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」や、現在規制当局に承認申請中の経口型肥満症治療薬「オルフォルグリプロン」などについても将来インドに投入する計画がある。
インドでイーライリリーは、肥満症治療薬「ウゴービ」を製造するデンマーク製薬大手ノボノルディスクと競争している。
ノボは昨年、市場シェアを守るためウゴービの価格を最大37%引き下げた。
ただタッカー氏は、マンジャロも同様の値下げ圧力に直面しているのではないかとの懸念を一蹴。マンジャロの成分にはより優れた効果があり、現在の価格で競争力を維持すると自信を示した。





