韓国の松を育てた日本人がいた 日韓友好の礎となった林業技師・浅川巧とは
韓国人墓地に埋葬を許可される
巧は「朝鮮人と同じものを飲食し、同じ服を着て同じ言葉を使う」と決め、朝鮮式のオンドル部屋で生活し、また朝鮮式衣装を着て外出したことから、朝鮮人に受け入れられて崇拝に近い尊敬を受けた。しかし多くの日本人からは変人として扱われ、憲兵に連行されたこともあったという。
このように日本統治下でありながら、朝鮮の人びとに寄り添う活動をしていた巧みだが、31年植樹の準備をしている最中、40歳の若さで亡くなった。過労死だった。「朝鮮式の葬儀で朝鮮に葬ってほしい」という遺言に従って住んでいた京畿道里門里(キョンギドイムンイ、現在のソウル市東大門区里門洞(トンデムングイムンドン))に葬られた後、忘憂里共同墓地に改葬された。
忘憂里共同墓地は33年、京城府が宅地開発に伴って造成した墓地である。日本統治に反対した活動家が埋葬されるなど韓国人専用墓地となったが、巧は日本人でありながら埋葬が許された。兄の伯教が帰国した46年以降、巧を慕った韓国人が日本式墓地を守ってきたという。
追慕式には日本大使館も花輪

94周忌追慕式では、浅川兄弟顕彰会の李東植(イ・ドンシク)会長が「日韓両国の若者が互いに相手国の歌を原語で歌っている」「直近2年で韓国人男性と日本人女性の結婚が40%増えた」など日韓交流の拡大を紹介した。また、日本大使館が初めて花輪を送ったことに謝辞を述べた。
日本大使館の川瀬和弘広報文化院長は「隣国は関係が密になるほど解決すべき問題が出てくるのは必然で、相互の尊敬と信頼に基づき協力することが大切」であり「浅川巧がそれを実践した」と紹介し、巧の意志を引き継いできた顕彰会に感謝の意を述べた。また、2019年に「浅川兄弟と京城」を出版した漢陽大建築学部富井正憲客員教授も挨拶し、巧の業績をたたえた。




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