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欧米諸国とは全く様相が異なる、日本・韓国の男女別年収年齢カーブ

2025年12月17日(水)11時20分
舞田敏彦(教育社会学者)
子育て世帯

「結婚・出産に伴い女性が収入が減るのは当然」と日本では考えがちだが FineGraphics/photoAC

<結婚や出産に伴ってキャリアを失う「マミートラック」を解消しなければ未婚化・少子化は止まらない>

各年齢層の年収を線でつなぐと、年収の年齢カーブになる。男女の2本のカーブを同じ平面の上に並べると、年収の性差・年齢差が分かるグラフになる。このグラフから、当該国の男女格差をはじめ、労働や賃金に関わる制度の諸問題が見えてくる。

日本国内のグラフは、総務省「就業構造基本調査」や厚労省「賃金構造基本統計」といった資料から作ることができるが、他の国との比較にも興味が持たれる。その際に使えるのは、OECDの国際成人学力調査「PIAAC」のデータだ。


この調査では、有業者に対し「自分の年収は、全有業者の中でどれくらいの位置にあるか」と問うている。6つの区間を提示し、該当すると思うものを選んでもらう形だ。日本の40代男性の回答分布を示すと<表1>のようになる。

newsweekjp20251217014059.png

最も多いのは「100人中50位以上25位未満」の階級で、全体の39.4%が該当する。ちょうど真ん中の中央値(累積%値=50.0)も、この階級に含まれるようだ。按分比を使って、順位の中央値を計算すると29.2位となる。40代男性の年収の相対水準の指標と見ていいだろう。

このやり方で40代女性の年収順位の中央値を計算すると62.9位となる。同じ働き盛りの40代でも、年収の相対位置は男女でかなり違う。男性は100人29位という位置が普通なのに対し、女性は63位と半分のライン(50位)に届かない。

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