最新記事
軍事

「アメリカに死を...」バラバラになって燃え盛る機体...フーシ派がアメリカの無人機「MQ9リーパー」撃墜の動画を公開

Houthi Video Shows Wreckage They Say Is Downed U.S. Drone

2025年4月4日(金)17時37分
アミラ・エルフェッキ

フーシ派軍事部門のヤヒヤ・サリー報道官は、過去1週間の間に紅海で米空母ハリー・S・トルーマンにさらなる攻撃を仕掛けたと主張する。しかしアメリカ側の被害は伝えられていない。

フーシ派は、イスラエルによるガザ攻撃と人道支援物資搬入禁止に対する報復として、イスラエルとアメリカの船舶を封鎖すると宣言した。これに対してアメリカは、航行の自由を取り戻すまでフーシ派に対する作戦を継続すると表明している。

イランの「抵抗の枢軸」の一派であるフーシ派は、イスラエルに対してもミサイルやドローンを発射している。トランプ大統領はイランに対し、フーシ派支援を停止するよう警告した。

アメリカ国防総省のショーン・パーネル主席報道官の話 「力による平和の実現という大統領の指示に従い、国防長官はハリー・S・トルーマン空母打撃群に対し、米中央軍(CENTCOM)の責任範囲(AOR)にとどまって地域の抑止と戦力保護の取り組みを支援するよう指示した」

フーシ派のヤヒヤ・サリー報道官の話 「トランプは紅海におけるシオニストの航行を守るため、我が人民に対する爆撃に及んだが、一隻の船舶も紅海を通過させることができなかった。続いてイエメン軍がアメリカの航行を封鎖した結果、70%の船舶が紅海に入ることを阻まれている」

イスラエルとハマスの戦闘が続き、アメリカとイランの対立が深まる中で、中東の紛争が一層エスカレートする可能性も。アメリカのフーシ派に対する攻撃は今後も続く見通しだ。

(翻訳:鈴木聖子)

ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本の小説36
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

オラクルやシルバーレイク含む企業連合、TikTok

ビジネス

NY外為市場=ドル、対ユーロで4年ぶり安値 FOM

ワールド

イスラエル、ガザ市に地上侵攻 国防相「ガザは燃えて

ワールド

米国民、「大統領と王の違い」理解する必要=最高裁リ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがまさかの「お仕置き」!
  • 3
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 6
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 7
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 8
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 9
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中