トランプに捨てられ現実を直視...ロシアの脅威を前に「嘆かわしいほど怠慢だった」と反省する欧州は「手遅れ」なのか
DEFENDING EUROPE
2月17日、スムルダンで行われたNATO即応部隊の演習に米軍は不参加(写真はルーマニア兵) ANDREI PUNGOVSCHI/GETTY IMAGES
<アメリカから「独り立ち」を迫られるNATO。危機感の格差や資金と兵士の不足で再軍備は前途多難とみられるなか、ヨーロッパが取るべき道は──>
ウクライナとの国境から数キロの位置にあるルーマニアの草原で2025年2月、演習中のNATO軍を襲った厳しい冷え込みは、冬の寒さだけではなかった。NATOにとって今年最大の軍事演習に、アメリカ軍が参加しなかったのだ。
不参加はあらかじめ決まっていたのかもしれない。しかしトランプ米政権がヨーロッパとアメリカの関係を書き換えるなか、ウクライナとの国境地帯でNATOが単独で行う軍事演習は新たな意味合いを帯びる。
ルーマニア南東部のスムルダンなど数カ所で行われた「ステッドファスト・ダート演習」の目的は、イギリス主導の多国籍部隊が危機対応のシミュレーションをすることだった。戦闘機は模擬ターゲットを攻撃し、戦車は実弾を発射し、兵士はいてついた塹壕を匍匐前進した。
だがトランプ政権の姿勢の変化はその防衛体制に重大な疑問を投げかけ、ヨーロッパを震撼させている。第2次大戦後、仮想敵国ロシアの脅威からヨーロッパを守ってきたのは主にアメリカだ。アメリカの後ろ盾を失った状態で実際に攻撃を受けたら、ヨーロッパはどうなるのか。
冷戦が終結すると、ヨーロッパ各国は防衛費を削減した。高水準の社会福祉を維持できたのは、そのおかげだった。一方でアメリカとは防衛力で大きな差がつき、ヨーロッパはアメリカへの依存度を高めた。近年、米政府にとってこの状態は受け入れ難いものになっている。
ヨーロッパの当局者は現実を直視し、自分たちが嘆かわしいまでに怠慢だったことを認めている。
-
東京本社/外資系データセンター事業者向けUPS 無停電電源装置/の技術営業
株式会社TMEIC
- 東京都
- 年収590万円~960万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外苑前/在宅可/データサイエンティスト 大手外資系保険会社グループのDXカンパニー/休暇制度充実
アフラックデジタルサービス株式会社
- 東京都
- 年収800万円~1,300万円
- 正社員
-
大型産業機械のサービスエンジニア 創業160年老舗外資/海外の最先端技術に携われる
株式会社イリス
- 東京都
- 年収560万円~600万円
- 正社員






