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ミャンマー

【被害前・被害後を比較】衛星写真・現地映像で見る、ミャンマーの地震被害の凄まじさ

Satellite Images Show Before and After Myanmar Earthquake Devastation

2025年3月31日(月)19時20分
ピーター・エイトケン、ブレンダン・コール、ダニエル・オートン

ミャンマー軍事政権はこの地震を受け、世界各国に支援要請を出した。軍事政権としては異例の支援要請を受けて、複数の国が救助隊を同国に派遣している。

【動画】地震後に地面に生じた亀裂の映像

中国国営放送CCTVによると、最初にミャンマー最大都市ヤンゴンに到着した国際救助隊は29日朝に到着した中国の救助隊だった。


ドナルド・トランプ米大統領も27日、復興支援への米国の協力を申し出た。ホワイトハウスの大統領執務室で、「我々は支援を行うつもりだ。地震の被害はひどいものだ。すでにミャンマー側と連絡を取っている」と述べている。しかし、一部からは、同政権による対外援助に係る予算削減が支援の足を引っ張る可能性を指摘する声もある。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は声明の中で、「この地震は、既に悲惨な状況にあるミャンマーの人道状況をさらに悪化させている。国内全体で2000万人近くが支援を必要としているが、その中には自宅を追われた350万人以上も含まれている」と述べた。

世界中の国々が支援を急ぐが、ミャンマーで続く内戦は、救助および復旧活動の難易度を高めている。今後、死者数はさらに増加すると予想される。

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