最新記事
中東情勢

「ハマスへの攻撃続けながら、交渉している」...イスラエル・ネタニヤフ首相

2025年3月31日(月)16時20分
イスラエルのネタニヤフ首相

3月30日、イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は、イスラム組織ハマスに対し武装解除と指導者らのパレスチナ自治区ガザ退去を改めて要求し、ハマスへの攻撃を続けながら人質解放に向けて交渉していると表明した。写真は米ワシントンで2月撮影(2025 ロイター/Nathan Howard)

イスラエルのネタニヤフ首相は30日、イスラム組織ハマスに対し武装解除と指導者らのパレスチナ自治区ガザ退去を改めて要求し、ハマスへの攻撃を続けながら人質解放に向けて交渉していると表明した。

首相は、イスラエルはトランプ米大統領が提案したガザ住民の「自発的移住計画」の実施に努めるとし、ハマスに対し圧力をかけ続けることで内閣は合意したと述べた。


 

ハマスは29日、仲介役のエジプトとカタールが提示した停戦案に同意したと明らかにしている。

ハマス幹部は30日、ネタニヤフ氏の発言は地域の緊張を終わりなくエスカレートさせるものだと述べた。

ネタニヤフ氏は30日公表した動画で、2カ月の停戦後にガザへの砲撃を再開し、部隊を再び派遣したイスラエルが停戦交渉を行っていないとの主張を否定し、「われわれは砲火の中で交渉を行っている」と説明した。

ハマス指導者のハリル・ハイヤ氏は29日、エジプトとカタールの停戦案に同意したと述べた。関係者によると、同案にはイスラエル人の人質を毎週5人ずつ解放することが盛り込まれているという。だが、ハイヤ氏は、イスラエルが要求している武装解除は越えることのない「一線」だとした。

イスラム教のラマダン(断食月)明けとなる30日、ガザ保健当局はイスラエルの攻撃で子ども数人を含む少なくとも24人が死亡したと発表した。

イスラエルが18日にガザへの攻撃を再開して以来、数百人のパレスチナ住民が攻撃で死亡し、1月の停戦合意後にガザ北部に帰還した数万人が再び避難を余儀なくされている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 BTS再始動
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月31号(3月24日発売)は「BTS再始動」特集。7人の「完全体」で新章へ、世界が注目するカムバックの意味 ―光化門ライブ速報―

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


リーダーシップ
「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国務長官、地上部隊使わず対イラン目標達成へ 「数

ワールド

ルビオ氏、ウ大統領の発言「うそ」 ドンバス割譲と安

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感3月確報、53.3に低下 

ビジネス

ドル160円台に上昇、2024年7月以来初 介入警
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 5
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 6
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 7
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 8
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 9
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 10
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中