最新記事
米民主党

反トランプ集会に異例の大観衆、民主党左派のヒロイン「オカシオコルテス」が対抗軸になるか

Videos of Bernie Sanders and AOC rally crowd sizes take off online

2025年3月25日(火)18時21分
ジェイソン・レモン

オカシオコルテスはデンバーで開いた集会で次のように述べた。「私がヘルスケアや労働者の権利、人間の尊厳を信じているのは過激主義者だからではなく、かつてウェイトレスだった経験があるからだ。学校の授業料を稼ぐために、母と一緒にトイレ掃除をした経験があるからだ。電気代を支払うために2つの仕事を掛け持ちした経験があるからだ」

「子どもの頃に父を亡くし、その数日後に母が病院の請求書の封筒を開けるのを見たからだ。誰であれこんな生活を強いられるのはもう嫌だからだ。私たちはもっといい生活ができていいはずだ」

現在35歳のオカシオコルテスは、一部民主党議員から2028年の米大統領選の候補者として期待されている。

最近のCNNの世論調査によると、オカシオコルテスは2028年の民主党候補者の中で10%の支持を得て1位だった。昨年トランプに敗れた元副大統領カマラ・ハリス(9%)を上回った。サンダースは8%で3位。

AOCの愛称で知られるオカシオコルテスは無名の28歳だった2018年、中間選挙予備選で民主党の大物候補を破って衝撃的な下院デビューを果たした。1989年10月13日にニューヨークのブロンクスで生まれで、「メディケア・フォー・オール」「グリーン・ニューディール」などの進歩的な政策を支持。SNSでの支持を背景に、民主党の中でも特に人気のある議員の一人。

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア軍、ドネツク州要衝ポクロフスクに迫る=ウクラ

ビジネス

オープンAI、IPOを準備 評価額最大1兆ドルも=

ビジネス

アルファベット、投資額引き上げ クラウド・広告好調

ワールド

米政府閉鎖で低所得者向け光熱費支援に支障、各州に資
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 4
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 9
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 10
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中