最新記事
ウクライナ戦争

元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-101」を撃ち落とす劇的瞬間...ウクライナ空軍が公開

Video Shows Ukrainian Ex-Kindergarten Teacher Shooting Down Russian Missile

2024年11月19日(火)20時20分
マルニ・ローズ・マクフォール
ウクライナ軍の女性兵士

Bumble Dee-Shutterstock

<ロシア軍による大規模攻撃のさなか、携行式防空ミサイルシステム(MANPADS)でロシアの巡航ミサイルを撃墜したとみられる女性兵士の動画が話題に>

あるウクライナ軍兵士が、初めての戦闘任務でロシア軍の巡航ミサイルを撃ち落としたとされる動画が公開された。

【動画】元幼稚園教諭の女性兵士がMANPADSでロシアの巡航ミサイルを撃墜する劇的瞬間

映像を公開したウクライナ空軍によると、この動画には、ロシア軍による大規模攻撃のさなかの11月17日朝(現地時間)に、ナタリア・グラバーチュクが長距離ミサイル「Kh-101」を撃墜する様子が収められている。彼女は、この戦争が始まる前には幼稚園教諭をしていた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日早朝に公表した声明のなかで、ロシアがウクライナ各地に「大規模な一斉攻撃」を仕掛け、ミサイルおよそ120発とドローン約90機が発射されたと述べた。

声明によると、ロシアは数種類のミサイルを使用し、そこには極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」や極超音速空対地ミサイル「キンジャール」が含まれていたという。また、イラン製攻撃ドローン「シャヘド」も使用された。ウクライナは140以上の標的を迎撃したとゼレンスキーは述べた。

グラバーチュクの動画をX(旧ツイッター)で公開したウクライナ空軍は次のように述べている。

「11月17日の朝、ナターリア・グラバーチュク兵士は携行式防空ミサイルシステム(MANPADS)のイグラを使って、ロシアの巡航ミサイルを見事に撃ち落とした。彼女にとって初めての戦闘任務にして初めての成功だった!」

本誌はこの動画の真偽を独自に検証することはできなかった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

豪サントス、アブダビ国営石油主導連合が買収提案 1

ワールド

韓国、第2次補正予算案を19日に閣議上程へ 景気支

ワールド

米の日鉄投資計画承認、日米の経済関係強化につながる

ワールド

米空母、南シナ海から西進 中東情勢緊迫化
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 7
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 10
    構想40年「コッポラの暴走」と話題沸騰...映画『メガ…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中