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情報BOX:G7、緊急石油備蓄の放出を検討 各国の備蓄一覧

2026年03月10日(火)01時08分

主要7カ国(G7)は9日、中東の供給危機に対処するため各国の緊急石油備蓄の放出を検討していると発表した。2011年1月26日撮影(2026年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

America Hernandez

[パ‌リ 9日 ロイター] - 主要7カ国(G7)は9日、中東‌の供給危機に対処するため各国の緊急石​油備蓄の放出を検討していると発表した。国際エネルギー機関(IEA)に加盟する⁠石油純輸入国は、少な​くとも90日分の石油輸入量を備蓄することが義務付けられている。

G7各国の在庫量は次の通り。ただし、1日に放出できる量は現地のインフラによって制限される。

米国:米国エネルギー情報局によると、2月27日現在、戦略石油備蓄⁠には4億1540万バレルの原油が備蓄されている。さらに、民間で商業用備蓄を4億3930万バレル保有している。

日本:12月末現在、国内⁠の原油換​算備蓄量約4億7000万バレルのうち、原油2億6000万バレルが政府備蓄となっている。資源エネルギー庁によると、政府備蓄量は輸入量の146日分に相当する。さらに、民間には原油換算で1億8000万バレル(うち原油9000万バレル)が備蓄されている。

ドイツ:ドイツ経済省によると、政府は原油1億1000万バレルと石油製品6700万バレル⁠を保有しており、数日中に放出できるという。

フ‌ランス:2024年末時点で、原油および精製製品の保有量は約1億2000万バレル(公表⁠され⁠ている最新データに基づく)。このうち約9700万バレルは政府委託機関であるSAGESS(フランス石油備蓄機構)が保有しており、その内訳は原油約30%、軽油約50%、ガソリン9%、ジェット燃料7.8%、暖房用燃料などとなっている。さらに3900万バレ‌ルは国内の石油事業者が保有している。

イタリア:法律に​より‌約7600万バレルの在庫を保⁠有することが義務付け​られている。これは24年のイタリアの平均純石油輸入量の90日分に相当する。イタリア経済省は実際の数値に関するコメント要請に応じなかった。

英国:エネルギー安全保障・ネットゼロ省によると、2月26日現在、原油約3800万バレル、精製品約3000万バレルを保‌有している。政府は産業界に対し、最低限の在庫保有を義務付けることで、この義務を果たしている。25年7月時点で、​在庫の約15%は、外国の在庫要件を満た⁠すために英国国内に保有されているか、危機時に外国産石油を購入するためのオプションとして、IEAチケットシステムを通じて海外に保有​されている。

世界第4位の原油生産国であるカナダは、戦略石油備蓄を保有しておらず、純石油輸出国であるためIEAから備蓄義務を負っていない。12月に日量500万バレル以上を生産した。輸出の大部分は米国向けとなっている。

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