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ウクライナ戦争

米供与戦車が「ロシア領内」で躍動...森に潜む敵に容赦なく砲撃する「大迫力映像」をウクライナが公開

Kursk Videos Show Ukrainian Bradley, Abrams Engage Russian Tanks

2024年10月29日(火)19時05分
エリー・クック

前線の戦況の変化を日々追跡している米国のシンクタンク「戦争研究所(ISW)」は27日、現在ウクライナが掌握しているクルスクの「ウクライナの突出部」と呼ばれるエリアでは、ウクライナ軍とロシア軍の双方が進軍を続けていると述べた。

ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官が25日に述べたところによれば、クルスク州におけるロシア軍の人的損害は、死者、負傷者、捕虜になった者を合わせて1万7819人に上るという。一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ軍がクルスク州で「包囲」されたと述べた。

第47独立機械化旅団は声明で、「米国製の装備が敵の領土にあるところを半年前に誰が想像できただろうか?」と述べている。

同旅団は今月、エイブラムスとブラッドレーの性能を称賛し、「米国製の装備は戦場に変化をもたらす」と述べた。

米国防総省の文書によれば、米国はこれまでにエイブラムス戦車31両とブラッドレー歩兵戦闘車300両超、さらには支援用車両もウクライナに供与している。

ウクライナ第116独立機械化旅団は26日、第47独立機械化旅団がブラッドレーを含む装甲車両と複数の他の部隊の支援を受けて、「傑出した部隊間の協働により入念に準備された攻撃作戦」を遂行していると述べた。

ウクライナ軍は場所について明かしておらず、本誌もこの報告について独自に確認することができなかった。

(翻訳:ガリレオ)

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