最新記事
米大統領選

トランプ集会で再び騒動、警察が男を拘束...メディア批判直後に

Trump Rally Security Tackles Man Who Jumped Barrier

2024年9月2日(月)17時10分
マーサ・マクハーディー

トランプは16年の大統領選挙で自分を批判した記者たちのことを「人民の敵」だと呼んで以降、メディアへの攻撃を政治運動の柱の1つにしてきた。

30日の集会でも「(自分に関する)フェイクニュースがたくさん」流されているというトランプの主張を受けて、観衆からはメディアに向けたブーイングの声が上がった。

またトランプは、「ペンシルベニア的なあらゆるものと合わない」存在だとしてハリスを叩いた。

「彼女は大統領には不適格だ。手を出すものすべてを台無しにする」とトランプは述べた。

本誌はハリス陣営に電子メールでコメントを求めたが回答は得られなかった。

トランプはまた、11月の大統領選の一般投票について、重要な激戦州であるペンシルベニアで勝利をつかむと宣言した。

「今から67日後、われわれはペンシルベニアで勝利する」とトランプは述べた。「カマラ・ハリス『同志』を打倒する」

「われわれはホワイトハウスに返り咲く。この国をこれまで以上に偉大なものにする」

会場の周辺には集会に合わせて多くのトランプ支持者が集まったが、抗議の声を上げる人々もいた。人工妊娠中絶や労働組合に対するトランプの姿勢への不満のほか、トランプは大統領在任中にジョンズタウンでの雇用を増やすことができなかったと主張する声も聞かれた。

Factcheck.orgによれば、トランプ政権下でアメリカの雇用者数は270万人減少し、失業率は1.7ポイント増えて6.4%となった。ちなみにトランプの任期は新型コロナウイルスのパンデミックの時期と重なっていた。

ニューズウィーク日本版 トランプ関税15%の衝撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米GDP、第2四半期3%増とプラス回復 国内需要は

ワールド

イラン核施設への新たな攻撃を懸念=ロシア外務省報道

ワールド

USスチール、米国人取締役3人指名 米軍・防衛企業

ワールド

イスラエル閣僚、「ガザ併合」示唆 ハマスへの圧力強
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 3
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い」国はどこ?
  • 4
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 5
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 6
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 7
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 8
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 9
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 10
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中