ハマス幹部が安保理決議受け入れ表明「米政府は試練に直面」、米長官は「希望の兆し」

6月11日、 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は、国連安全保障理事会(安保理)の停戦決議を受け入れ、詳細について交渉する用意があると表明した。写真は同日、テルアビブで記者の質問に答えるブリンケン米国務長官。代表撮影(2024年 ロイター)
パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は11日、国連安全保障理事会(安保理)の停戦決議を受け入れ、詳細について交渉する用意があると表明した。イスラエルに決議を順守させるのは米国の責任だと主張した。
ハマス幹部のサミ・アブズーリ氏はガザ地区での停戦、イスラエル軍の撤退、イスラエルが拘束しているパレスチナ人と人質の交換に関して、ハマスは安保理決議を受け入れるとロイターに述べた。
「安保理決議を履行して占領軍に戦争を即座に終結させる約束を果たすという真の試練に米政府は直面している」と語った。
ブリンケン米国務長官は同氏の発言について、「希望の兆し」と述べた上で、重要なのはハマス軍事部門指導者の言葉だと指摘した。
停戦後のガザ地区を巡る計画について、11日午後から数日間にわたって協議すると述べた。


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