気候不安症に揺れる若者たち...映画「アニマル」が描く希望の旅
若年層を気候不安が覆う時代の中、大人も気候アクションに参加する若い世代を表面的にとらえず、もっと彼らの本心に向き合う必要がある。自分の思いを話して共感や理解を得られるプラットフォームへの参加は、彼らが不安を克服するためでもあるという理解は必要だ。
日本でも世界でもそのための場作りが広がっている。例えば、COP27を機にロンドンで生まれ、世界に広がる「気候カフェ」は、彼らが抱える「不安な気持ちをアクションに変えよう」をコンセプトに、気候不安を感じる人同士が気軽に話せる場所だ。
10代の活動家の視点に寄り添い、希望の片鱗を示した「アニマル」は若者の評価が高く、ヨーロッパ映画賞2022でヤング観客賞、ナミュール国際フランス語圏映画祭2021でユース審査員賞を受賞している。ディオン監督は、既に続編の準備に入っているそうだ。
アマゾンに飛びます
2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





