ニュース速報
ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任し国連大使に指名 ルビオ氏が当面兼務

2025年05月02日(金)04時30分

米ホワイトハウスのウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)が辞任する見通し。関係筋が1日明らかにした。3月25日撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任し、国連大使に指名した。ルビオ国務長官が当面、大統領補佐官を兼務するという。第2次トランプ政権発足後、政権内で最大の人事刷新となる。

これに先立ち、関係筋4人は、ウォルツ氏が解任される見通しになったと明らかにしていた。第1次トランプ政権時代に国務省で北朝鮮問題を担当したウォン副補佐官も離任するという。

また、国務長官が国家安全保障担当の大統領補佐官を兼任するのは、1970年代のヘンリー・キッシンジャー氏以来初めて。

トランプ大統領は自身のソーシャルメディアへの投稿で、ウォルツ氏を国連大使に起用する意向を明らかにした上で「米国の利益を第一に考えて努力してきた」と称賛した。

ウォルツ氏の後任については、現時点では明らかになっていないものの、政権のウィットコフ中東担当特使が有力候補として浮上している。クリストファー・ランドウ国務副長官も候補の1人として検討されているという。

ウォルツ氏を巡っては、米軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃計画を巡り、民間のメッセージングアプリ「シグナル」でやり取りを行い、誤って情報を記者とも共有していたことが取り沙汰されていた。

また、戦争に慎重姿勢を示すトランプ大統領にとって、ウオルツ氏は「強硬派すぎる」という見方が出ていたほか、外交政策を巡り省庁間の調整を効果的に行っていないという評価もあったという。関係筋は「ウオルツ氏の下でシステムは適切に機能していなかった」との見方を示している。

外交筋によると、欧州やアジアの米国のパートナー国は、ウォルツ氏は北大西洋条約機構(NATO)などとの米国の伝統的な同盟関係を支持し、トランプ政権高官の一部が示している同盟国に対する敵対的な見解を和らげる役割を果たしていたと見なしているため、同氏の解任は新たな懸念材料になる可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

従来の貿易システム「失われた」 WTO事務局長、改

ワールド

ECB総裁、原油供給混乱の長期化を警告 早期正常化

ワールド

イラン、スペインは「国際法順守」 ホルムズ海峡巡る

ワールド

欧州各国とカナダの防衛費、25年に20%増=NAT
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 3
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRANG』に託した想い、全14曲を【徹底分析】
  • 4
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 7
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 8
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 9
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中