最新記事
NCAA

18歳で236cmも「まだ成長中」の衝撃...今秋NCAAデビューのバスケ選手、その計り知れないポテンシャルとは

The 7'9 Teen Basketball Phenom Who's Still Growing

2024年6月25日(火)21時50分
ジーザス・メサ
オリビエ・リウー

さらなる成長が期待されるオリビエ・リウー(2023年6月8日、クロアチア・シベニク) Hrvoje Jelavic/PIXSELL/Sipa USA via Reuters Connect

<フロリダ大学でプレイすることが決まり、NCAAディビジョンIデビューを控えるオリビエ・リウー。規格外プレイヤーのこれまでとこれから>

オリビエ・リウー(Olivier Rioux)の身長は、なんと7フィート9インチ(約236センチ)──しかもまだ伸びている。まだ18歳のリウーは、「世界で最も背の高いティーンエイジャー」としてギネス世界記録に登録されている。

【動画】ほぼ飛ばずにダンク、ハエ叩きのごとくブロック...リウーの衝撃プレー集

リウーは目下、この秋の全米大学体育協会(NCAA)デビューに向けて準備中で、ディビジョンI(D1)に参入する選手の中でも最大級の期待を集めている一人だ。

カナダ・モントリオール生まれのリウーは、14歳で7インチ5フィート(約226センチ)になった2020年に「世界で最も背の高いティーンエイジャー」の記録を塗り替えた。それから4年が経過し、今秋からフロリダ大学でプレイすることになっている。「ゲイターズ」と呼ばれる同大学のスポーツチームのユニフォームを着る時には、史上最も背の高い大学バスケットボール選手になるはずだ。

リウーは、チェット・ホルムグレン、ボル・ボル、ビクター・ウェンバンヤマ(いずれも現役のNBA選手)よりも背が高い。

リウーの成長の軌跡には目覚ましいものがある。ゲイターズのウェブサイトによれば、8歳の時点ですでに6フィート1インチ(約185センチ)あり、6年生になるころには7フィート(約213センチ)を超えそうだったという。7フィートの大台を超えたのは7年生になる前だった。

12歳になる頃には、当時6フィート10インチ(約208センチ)だったリウーのハイライト動画がソーシャルメディア上で拡散され、コート上での圧倒的存在感を伝えていた。

こうした初期の露出は、バスケットボール界のスカウトたちの関心を大いに集めた。そして2021年のIMGアカデミー(フロリダ州)への入学につながった。同アカデミーは、米国トップクラスのプレップスクールの一つで、2005年以降、卒業生19人がNBAドラフトで指名を受けている。

フランス語ネイティブのリウーは、IMGアカデミーに入ったときには言葉の壁に苦労した。以来、授業やコート上での指示を理解するのを助けてくれる個人教師がついている。フロリダでの最初の1年について、リウーは「うまくいった」と言う。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国の王毅外相、インド訪問へ ヒマラヤの係争地につ

ワールド

前提条件なしの協議可能、米ロ首脳会談が証明=ロシア

ビジネス

エア・カナダ、客室乗務員のスト始まる 数百便が欠航

ワールド

米ロ首脳、ウクライナ停戦合意至らす トランプ氏「非
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 5
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 6
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 10
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中