最新記事
野生動物

逃げる間もなく「強烈な一撃」...リゾートホテルの厨房をうろつくクマが、出会い頭に警備員を殴り飛ばす衝撃映像

2023年10月31日(火)21時20分
若道いつき
クマ

(写真はイメージです) Lubos Chlubny-Shutterstock

<衝撃の瞬間を記録した監視カメラの映像が話題に>

今月23日夜、米コロラド州のリゾートホテルにクマが侵入し、鉢合わせた警備員が襲われる事件が発生した。厨房の監視カメラが決定的な瞬間を記録しており、USAトゥデイやCBSニュースなど複数のメディアがこの動画を取り上げて話題となっている。

【動画】クマが警備員を殴り飛ばす瞬間...リゾートホテルの厨房で監視カメラが記録

現場となったのはアスペンのホテル「セントレジス・アスペンリゾート」で、コロラド州公園野生生物局(CPW)によると、襲われた男性はクマ侵入の知らせを受けて館内を見回り中だったという。

監視カメラの映像には厨房をうろつくクマがはっきりと映っており、奥のフロアに姿を消したところで今度は入れ替わるようにして警備員が現れる。男性はトランシーバーを片手に警戒しながら厨房内を見渡し、ゆっくりと奥の方へ向かっていく。別のフロアを確認しようと覗き込んだ次の瞬間、クマに気付かれてしまう。

興奮したクマは猛スピードで距離を詰めると2本足で立ちはだかり、逃げようと向きを変えた男性の背中に容赦ないパンチを食らわせた。はね飛ばされた警備員はなんとか自力で立ち上がるとすぐさまその場を離れ、クマの方も追いかけることなく反対方向へと走り去っていった。

CPWのリリースによると、911に緊急通報した男性は病院に搬送されて背中の怪我の治療を受け、翌朝には退院。同局はまた、居場所を特定したこのクマを25日の早朝に安楽死させたという。

ニューズウィーク日本版 2029年 火星の旅
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年5月20日号(5月13日発売)は「2029年 火星の旅」特集。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国債のCDSスプレッド、2年ぶりの高水準に拡大

ワールド

米関税の影響長期化へ、政策対応余地は限られる=タイ

ワールド

ブラジル、ペルー巨大港と結ぶ鉄道建設を中国と協議=

ビジネス

米下院委、トランプ減税延長へ法案の一部公表 13日
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王子との微笑ましい瞬間が拡散
  • 3
    「隠れ糖分」による「うつ」に要注意...男性が女性よりも気を付けなくてはならない理由とは?
  • 4
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 5
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 6
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 7
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 8
    ロシア艦船用レーダーシステム「ザスロン」に、ウク…
  • 9
    「股間に顔」BLACKPINKリサ、ノーパンツルックで妖艶…
  • 10
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 4
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 5
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 6
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 7
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 8
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中