26年度予算歳出122.3兆円で調整、新規国債は29.6兆円=政府筋
写真は円紙幣と日本の旗のイメージ。2022年6月撮影。REUTERS/Florence Lo
Takaya Yamaguchi
[東京 24日 ロイター] - 政府は24日、2026年度一般会計予算案の歳出総額を122.3兆円程度とする方向で調整に入った。複数の政府筋が明らかにした。新規国債の26年度発行予定額は29.6兆円程度とする。
25年度当初の115兆1978億円を大幅に上回り、過去最大を更新する。社会保障費の伸びや防衛力強化に伴う政策経費などを積み増す。長期金利の上昇傾向にも歯止めがかかっておらず、利払いに充てる国債費も膨らむ。
歳入では、主財源となる税収を83.7兆円程度と想定する。25年度税収(80兆6980億円)をさらに上回り、7年連続で過去最高となる見込み。
一方、新規国債は目安の30兆円以下に抑えた。新規国債の内訳は建設国債6.7兆円、赤字国債22.9兆円となる。発行予定額は25年度当初の28.6兆円より0.9兆円程度多いが、公債依存度は前年を下回る公算が大きい。積極財政に傾くのと同時に、「責任」ある姿を示す。
予算案は、与党などとの調整を踏まえ26日に閣議決定する。





