最新記事
事件

「オンニが嫌い!」 韓国女子ユーチューバー、ライブ配信中にフォークで先輩ユーチューバーを襲撃

2023年6月7日(水)20時41分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
先輩ユーチューバーを足蹴にするモグモグ最高

文字通り先輩ユーチューバーを足蹴にする“モグモグ最高”  연합뉴스TV / YouTube

<脅迫をするだけではすまない、実力行使系ユーチューバーの凶行とは>

韓国で20代の女性ユーチューバーがライブ配信を行っているさなか、別の女性ユーチューバーの顔をフォークで刺し、倒れた相手の頭を足で蹴るなどの暴行して警察に拘束された。事件の様子はそのままユーチューブを通じてネットで拡散されたため、衝撃が広がっている。MBN、ヘラルド経済などの韓国メディアが報じた。

モグモグ最高と感性ヨウル

事件はソウルの西側に位置する京畿道・富川市(キョンギド・プチョン)の駅前の繁華街で起きた。韓国のライブ配信をメインで活動するユーチューバーたちのメッカは、かつてはソウルの江南だったが、トラブルが多発して警察による取締が強化されてしまい、現在はこの富川市に新人からベテランまでユーチューバーたちが集まっている状況だという。

居酒屋で20代の女性ユーチューバー"モグモグ最高"は30代の女性ユーチューバー"感性ヨウル"をはじめとしたユーチューバー仲間たちと飲みながらライブ配信をしていた。参加したメンバーはいつも飲み会での会話をライブ配信する「スルモッパン」をしていて、この日もいつものように和やかな雰囲気で時が過ぎていった。"モグモグ最高"と"感性ヨウル"も一見すると親密な関係のように見えていた。

しかし、店を出ると様子が一変した。

"モグモグ最高"が前を歩く"感性ヨウル"に「オンニ!(姉さん)」と呼びかける。"感性ヨウル"が振り返ると、"モグモグ最高"は「XXX!」と放送禁止用語で罵りながら相手の顔めがけてフォークを振り下ろした。

こめかみにフォークで傷を受けた"感性ヨウル"は、血を流しながら倒れこむ。"モグモグ最高"はさらに追い打ちをかけるようにして"感性ヨウル"の頭を3度足で蹴りつけた。周囲にいた他のユーチューバーたちが引き止めにかかるが、"モグモグ最高"は引き続き暴言を吐きながら笑みを見せ、"感性ヨウル"の髪をつかみ、引きずろうとする。

恐ろしいのはこの一連の凶行が"モグモグ最高"と"感性ヨウル"、そして周辺にいたユーチューバーたちのカメラによってそのままライブ配信されたという点だ。

>>"モグモグ最高"の凶行の映像を見る

日本
【イベント】国税庁が浅草で「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録1周年記念イベントを開催。インバウンド客も魅了し、試飲体験も盛況!
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

仏独英、中国の台湾周辺軍事演習に懸念表明 一方的な

ワールド

サウジ、イエメン南部の港を空爆 UAE部隊撤収を表

ワールド

ロ、ベラルーシに核搭載可能ミサイル配備 欧州全域へ

ワールド

ウクライナ、米軍駐留の可能性協議 ゼレンスキー氏「
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 5
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 8
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中