ウクライナ東部ドネツク州ミサイル攻撃の死者11人に ロシア軍、西進か

ウクライナ東部ハリコフ州で28日、ロシアの砲撃があり民間人3人が死亡した。前日のクラマトルスクでの被害、27日撮影の提供写真。(2023年 ロイター)
ウクライナ東部ハリコフ州で28日、ロシアの砲撃があり民間人3人が死亡した。
州知事は、砲撃で男性3人が自宅近くで死亡したとメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。
一方、27日に東部ドネツク州クラマトルスクで、飲食店を直撃したミサイル攻撃による死者は、14歳の双子姉妹ら子どもを含む11人となった。負傷者は少なくとも61人。
ロシア側は、意図的に民間人を標的にすることはないとしている。ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、ロシアが攻撃するのは軍事目標のみで民間施設は攻撃しないと言明。「攻撃は軍事インフラと何らかの形でつながっている対象に対して行われる」と述べた。
その後、国防省は、クラマトルスクで攻撃された標的はウクライナ軍の「臨時司令部」だったと述べたが、詳細は明らかにしなかった。
クラマトルスクはドネツク州の前線の西に位置し、ロシアが西進する際の標的となる可能性が高い。
