最新記事
注目ニュースを動画で解説

ウクライナに負けたとき、ロシアが陥る3つの崩壊シナリオ【注目ニュースを動画で解説】

2023年3月15日(水)17時25分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
ロシア崩壊3つのシナリオ

ニューズウィーク日本版-YouTube

<西側の政策もプーチン自身も、ロシアの崩壊を止められない理由とは? ウクライナに敗北したロシアが直面する事態を解説した動画から、一部抜粋してそのシナリオを紹介する>

世界に衝撃を与えた軍事侵攻から1年が経過した現在、大方の予想に反するウクライナの善戦により、ロシアの敗北は現実味を増している。

しかし、ロシアの敗北が招き得る結果については、ほとんど論じられていない。敗色が濃厚になった場合、ロシアでは何が起きるのか。最悪のシナリオは複数ある。

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「崩壊不可避?ウクライナに負けたロシアを待つ3つのシナリオ【アニメで解説】」の内容を一部抜粋して紹介する。

◇ ◇ ◇

最も可能性が高いのは、プーチン大統領が権力の座を去って、極右ナショナリストと保守派、民主派の三者が熾烈な権力闘争を繰り広げることだ。

ytnw230314_2.jpg

注視すべきは中央集権制の崩壊とロシア連邦の分裂だ。政治的・経済的・社会的混乱が拡大し、連邦を構成する各共和国が独立を模索するシナリオは想像に難くない。

ytnw230314_3.jpg

ロシアには大規模で重装備の民兵組織が存在する故に、内戦が起きる可能性がある。

ytnw230314_4.jpg

こうしたロシアの崩壊は西側にもプーチン自身にも止めることはできない。

それでも西側はその事態に備えておかなければならず、ロシアと国境を接する国々の安定を維持することで「防疫線」を形成し、ロシア国内で何が起きても封じ込めることができるようにしておく必要がある。

※この動画は「もはや西側の政策もプーチン自身も、ロシアの崩壊を止められない理由」に基づいています。

ニューズウィーク日本版 世界最高の投手
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月18日号(11月11日発売)は「世界最高の投手」特集。[保存版]日本最高の投手がMLB最高の投手に―― 全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の2025年

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、米雇用悪化を警戒

ビジネス

米国株式市場=ダウ最高値更新、559ドル高 政府再

ビジネス

米経済、26年第1四半期までに3─4%成長に回復へ

ビジネス

米民間企業、10月は週1.1万人超の雇用削減=AD
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 10
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中