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ウクライナの送電網、ロシア軍の8波におよぶ攻撃で大きな被害

2022年12月8日(木)12時45分
オデーサのインフラ施設の消火活動をする消防士

ウクライナの送電網がこれまでに1000発以上のロケット弾とミサイルによるロシア軍の攻撃で大きな被害を受けたと、送電網運営会社ウクレネルゴが明らかにした。写真は救急隊による提供写真。6日、オデーサのインフラ施設で撮影(2022年 ロイター/State Emergency Service of Ukraine)

ウクライナの送電網がこれまでに1000発以上のロケット弾とミサイルによるロシア軍の攻撃で大きな被害を受けたと、送電網運営会社ウクレネルゴが明らかにした。インタファクス・ウクライナ通信が7日伝えた。送電網はまだ機能しているという。

ウクレネルゴのボロジミル・クドリツキー最高経営責任者(CEO)は欧州復興開発銀行(EBRD)が企画した会合で、職員が修理に必要な複雑な機器を世界中で探していると明らかにした。

重要インフラに対する最近の8波に及ぶロシアの空爆は送電網に深刻な打撃を与え、ウクライナ国内で緊急・計画停電を引き起こしている。

クドリツキー氏は「これらの攻撃は人類がこれまでに経験したことのない送電網への最大の打撃だ」と語った。

[ロイター]


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