最新記事

ダイアナ元妃

『鳥肌が立つわ』──トランプは離婚後のダイアナ元妃に迫って振られていた

Donald Trump 'Aggressively Pursued' Princess Diana After Her Divorce—Book

2022年11月14日(月)18時19分
ジェームズ・クロフォードスミス

ニューヨークのクリスティーズで車に乗るダイアナ(1997年6月)。約2カ月後、パリの自動車事故で恋人と共に悲劇の死を遂げる REUTERS

<「その気になれば落とせた」とトランプは語っていたと、チャールズ3世の新しい伝記本は明かす。ダイアナが、いかにもトランプが欲しがりそうなトロフィー・ワイフ(見せびらかすための妻)だったことは間違いない>

近く出版されるチャールズ英国王の伝記の中で、ドナルド・トランプ前米大統領がダイアナ元妃に交際を迫っていた時期があり、「その気になれば落とす」こともできたと述べていたことが明らかになった。

問題の本はクリストファー・アンダーセン著『国王----チャールズ3世の人生』で、本誌は発売前の新刊見本を入手した。アンダーセンは本書の中で、1990年代にトランプが、離婚後まもないダイアナに交際をしつこく迫ったものの「拒絶された」と書いている。

アンダーセンはトランプとチャールズの関係についての一節にこう書いた。「トランプは離婚後のダイアナ元妃にしつこくつきまとわったものの、あえなく拒絶された。後にトランプはラジオ番組で、ダイアナがHIV検査をパスするのが前提だとしつつ、『自分がその気になれば彼女を落とす』ことはできたはずだと主張した」

こうしたトランプの発言は、1997年と2000年、ハワード・スターンが司会を務めるラジオ番組でのインタビューの中で飛び出したものだ。

1つ目はダイアナ元妃がパリで交通事故死(享年36歳)してまだ日も浅かった97年のもの。80〜90年代にかけてダイアナともチャールズともさまざまな形で関わりがあったトランプに、スターンは「(その気になれば)ダイアナ妃とお近づきになれたはずだと言うあなたの発言を、世間がうぬぼれていると思うのはなぜだろう」と尋ねた。

不動産の宣伝のためだった?

「あなたはダイアナ元妃とお近づきになれたはずなんですよね? 落とすこともできたはずなんですよね」とスターンは述べたとメディアサイトのデーリー・ビーストは伝えている。

「できたはずだと思う」とトランプは答えた。

さて2000年のインタビューでも、スターンはダイアナの話題を持ち出した。「彼女と寝たかも知れないということか?」

「何のためらいもなく」というのがトランプの答えだった。

チャールズとダイアナが92年に正式に離婚した後、世間ではダイアナがアメリカ移住を検討している──それもトランプが所有するトランプ・タワーの物件に──との憶測が浮上していた。

トランプが保有する不動産の宣伝のために流された話なのではとの見方もある中、1994年にバッキンガム宮殿は、ダイアナ元妃がアメリカ国内のマンション購入を考えているというニューヨーク・ポスト紙の報道内容を否定した。

「ただの推測に過ぎないゴミのような記事だ。真実とは異なる」と、バッキンガム宮殿の報道官は述べたとガーディアン紙は伝えている。「元妃にアメリカ国内でマンションを購入する予定もなければ、イギリス以外の場所に住む計画もない」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中