最新記事

ツイッター

「もはや安全な場所ではない」セクシースーパーモデル、ジジ・ハディッドもツイッターを去る

2022年11月10日(木)18時31分
安部かすみ

ジジ・ハディッドも、ツイッターアカウントを削除した...... REUTERS/Neil Hall

<イーロン・マスクがツイッターを440億ドル(約6兆4000億円)で買収して以降、次々にセレブがツイッターアカウントを削除している......>

イーロン・マスクがツイッターを440億ドル(約6兆4000億円)で買収して以降、アメリカでは次々にセレブがツイッターアカウントを削除する現象が起きている。

スーパーモデルのジジ・ハディッドは、新生ツイッターを「憎悪と偏見のゴミため」と呼び、アカウントを削除した1人。

ハーパースバザーなどのメディアによると、ハディッドの決断は、ツイッター社が人権保護の部署を解体することを決定したことに反発したものだ。先週末インスタグラムのストーリーで、ファンとの繋がりの場の1つだったツイッターを断ち切ることに対してファンに詫び、「もはや安全な場所とは思えないため、自分が参加したい場所ではない」と述べた。

>>■■【画像】スーパーセクシー、ジジ・ハディッドとベラ・ハディッドのスーパーモデル姉妹

ほかにも、時期は不明だが、マスクの元ガールフレンドのアンバー・ハードも、ツイッターのアカウントを削除している。

ウーピー・ゴールドバーグ、ほかセレブが続々アカウント停止

マスクのツイッター買収後、多くの二極化した意見につながっており、引き続き使い続けるセレブがいる中で、離れていくセレブはほかにもいる。

「疲れたので少しの間(ツイッターと)距離を置く」と発表した俳優のウーピー・ゴールドバーグ、「自分向きではないのでほかのSNSを使うことにする」と発表した歌手のサラ・バレリス、「私や息子、そしてPOC(有色人種)のための安全な場所ではない」とした歌手のトニ・ブラクストン、「イーロンの計画には乗らない。さよなら」と去った脚本家のションダ・ライムズなどだ。

ほかには、コメディアンのキャシー・グリフィンは、イーロン・マスク氏の名を自身のアカウントに使用したことで、11月7日にアカウントを凍結されている。

また、マスクによるツイッター買収後、活動家グループが広告主に圧力をかけ、ツイッターは収益が大幅に減少。1日あたり400万ドル以上(約5億8500万円)を損失するなど大きな負債を抱えており、会社全体で何千人規模の従業員の大量解雇や、有料の新サブスクリプション・システム(青の認証バッジの有料化)を導入などに着手している。去っていくセレブは、こうした動きにも反発したものと見られている。

セレブが去っていく中で、ツイッター上では混乱を隠せないユーザーに加え、「嫌いなセレブが消えてくれた」と歓喜の声も上がるなど、荒れ気味だ。当のマスクは7日、「ツイッターの利用率が過去最高です(笑)」と強気のツイートをしている。

また9日には「これから数ヵ月、多くのばかげた(物議を醸す)ことをするのでご注意ください。機能するものは残し、機能しないものは排除します」と注意喚起した。しばらくの間、支持派と反発派の間でプラットフォームは荒れそうだ。

>>■■【画像】「セクシー過ぎる?」ジジ・ハディッドのウォーキングの姿

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

リーブス英財務相、広範な増税示唆 緊縮財政は回避へ

ワールド

プーチン氏、レアアース採掘計画と中朝国境の物流施設

ビジネス

英BP、第3四半期の利益が予想を上回る 潤滑油部門

ビジネス

中国人民銀、公開市場で国債買い入れ再開 昨年12月
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中