最新記事

英王室

英ヘンリー王子夫妻、軽い扱いに「激怒」してイベント参加を拒否していた(王室専門家)

Why Prince Harry, Meghan Markle Attended Just 2 Events During Platinum Jubilee Celebration

2022年6月16日(木)18時17分
キャサリン・アルメシン
英ヘンリー王子夫妻

Dylan Martinez/File Photo-REUTERS

<王室内での扱いに不満を抱いた夫妻は、イベント参加をキャンセルしてゲストを落胆させる場面もあったが、帰国した最大の目的は果たせたという>

エリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事である「プラチナ・ジュビリー」に出席したヘンリー王子メーガン妃。王室離脱以降、初めて夫婦そろってイギリスで公の場に姿を見せたとあってメディアの注目を浴びたが、記念行事においては目立たず仕舞いのままでアメリカへと帰っていった。

6月2日から4日間にわたって行われたジュビリー期間中、イギリスに帰国した夫妻が出席した公式イベントは2つだけ。だが、それには理由があったようだ。

米ピープル誌が匿名の情報源が語った内容として掲載したところによると、そもそも彼らにとって今回の帰国の「唯一の動機」はエリザベス女王だった。女王に祝意を伝え、夫妻の第2子である長女リリベットを曾祖母である女王に初めて会わせたことで、渡英の目的は達せられたということだ。

「2人はもう(公務に従事する)王室メンバーではないし、引退は彼ら自身が決めたことだ。(一般市民は)この事実を、完全には受け入れていないのかもしれないが」と、夫妻を知るこの人物は話している。「実際、彼らは控えめだった。敬意を表し、家に帰っていった」

「彼らがイギリスに来たのは女王に会うためだ。その目的は果たした」

6月2日に女王の公式誕生日を祝うパレード、トゥルーピング・ザ・カラーが開催された際、ヘンリーとメーガンはバッキンガム宮殿内の一室でその様子を見守った。公務に携わる高位の王室メンバーではないため、王族が勢揃いして儀礼飛行を見物する宮殿のバルコニーには招待されず、馬車でのパレードにも加わらなかった。

ロンドン市民からはブーイングと歓声の両方が

翌日、夫妻はロンドンのセントポール大聖堂で行われた記念礼拝に出席。大聖堂前に集まった市民からは、ブーイングと歓声の両方が上がった。

礼拝後には、ロンドンの中心街シティーのビンセント・キーブニー首長の主催の下、市庁舎ギルドホールでランチタイム・レセプションが開かれた。

アンドルー王子の長女ビアトリス王女や次女ユージニー王女、エドワード王子の長女ルイーズ・ウィンザー、ウィリアム王子のいとこであるザラ・ティンダルと夫のマイク・ティンダルを含め、高位の王室メンバー全員が出席したが、ヘンリーとメーガンの姿はなかった。

ジャーナリストのダン・ウートンは、英王室に詳しい著作家のレディー・コリン・キャンベルを迎えたニュース専門放送局GBニュースの番組で、レセプションでの夫妻の不在に言及した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米EV税控除、一部重要鉱物要件の導入2年延期

ワールド

S&P、トルコの格付け「B+」に引き上げ 政策の連

ビジネス

ドットチャート改善必要、市場との対話に不十分=シカ

ビジネス

NY連銀総裁、2%物価目標「極めて重要」 サマーズ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 3

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を受け、炎上・爆発するロシア軍T-90M戦車...映像を公開

  • 4

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 5

    サプリ常用は要注意、健康的な睡眠を助ける「就寝前…

  • 6

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 10

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 7

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中