この地だからこそ生まれた「名作」を読んで、空想の「世界一周」の旅を

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2021年12月16日(木)19時42分
デービッド・ダムロッシュ(ハーバード大学・比較文学者)

03. 『オメロス』

デレク・ウォルコット著
セントルシア(西インド諸島)

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PHILIPPE GIRAUDーCORBIS/GETTY IMAGES

古代ギリシャの偉大な詩人ホメロスの物語を下敷きに、漁師ヘクターとアキレスが美しきヘレンをめぐって争うさまを壮大な筆致で描いた叙事詩。クレオール語の対話にダンテやジェームズ・ジョイスの要素も織り交ぜた物語は島を超えて世界的な広がりを見せる。なお本書が出版されてから2年後の1992年、ウォルコットはノーベル文学賞を受賞している。

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