個人の「健康上の事情」で選択する権利を、ワクチンパスポートで踏みにじるな
TWO-TIERED SOCIETIES ARE NOT THE ANSWER
先週、BBCに出演したヒラリー・クリントン元米国務長官は「社会を封鎖する必要はないが、ワクチンを義務化する必要はある」と語った。これ以上ない悪いタイミングでの発言。イギリス国内で新規感染者数の再拡大が収まり始め、ロックダウンへの政治的な食指も衰えていたときだったからだ。
クリントンの指摘はアメリカにも言える。(ワクチン義務化に)抗議する労働者や親、「黒人の命は大事」運動の活動家たちまでがニュースを飾っているではないか。ワクチン義務化への抵抗は西側諸国で拡大こそしているが縮小は見られない。フランスではワクチン接種者が非接種者と並んでデモ行進している。個々人の健康状態を踏まえた決断を尊重することへの連帯を示しているのだ。アメリカも、ワクチンの接種回数による階層社会をつくるのではなく、個人の決断に寛容さを持ってほしい。
かつてレーガン元米大統領は、自由は唯一絶滅を見ないと語った。ワクチンを例外にはさせたくない。
アマゾンに飛びます
2026年2月17号(2月10日発売)は「習近平独裁の未来」特集。軍ナンバー2の粛清劇は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」強化の始まりか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





