最新記事
ネット

それは言わないで...企業の裏側をネットでばらす従業員、止める術はなし?

Company “Secrets” Revealed on TikTok

2021年8月4日(水)11時59分
フランキー・アドキンズ

■スターバックス

従業員にとって日常的な振る舞いも、客には魅力的に見えるもの。スターバックスで働く@zandergjuraが、ミシガン州の店舗でドライブスルーの舞台裏を紹介する動画シリーズは人気が高い。

全ての従業員が装着しているヘッドセットは無線でつながっている。「ご覧のように彼女も着けています。彼も。私も。裏にいる2人も。ドライブスルーで注文している間、私たち全員があなたの声を聞くことができるのです」

スターバックスはこの動画についてコメントしていないが、過去には勤務中にTikTokの撮影をした従業員を非難している。

■パネラ・ブレッド

企業秘密をばらして思わぬ結果を招くことも。ベーカリー・カフェチェーンのパネラ・ブレッドの従業員は、看板メニューのマック&チーズの作り方を暴露する動画を投稿してクビになったという。袋に入った冷凍品を使っている実態に、視聴者はショックを受けた。

パネラ・ブレッドの広報は、防腐剤を使わずに済むよう冷凍状態で輸送していると説明。「マック&チーズは店内調理ではないが、当社のシェフが開発した独自のレシピを使い、材料も(エコで添加物などを含まない)クリーンな食事を提供するための当社の基準に合うものを調達している」

■チックフィレイ

チキンサンドチェーンのチックフィレイでも、19歳の元従業員が、店の秘密を暴露する動画を投稿したら解雇されたと主張している。マンゴーパッションティーのラージサイズを安く手に入れる方法をばらしたのがまずかったらしい。

■マイケルズ

クラフト用品チェーンのマイケルズで働いていた@notshochappieは、秘密保持契約が終わったら話していいと言われたと前置きし、同社の販売戦略を暴露。
売値は頻繁に割引されるが、それでも「高い」そうだ。「それが販売戦略だから。高い値段にしておいて、クーポンで本来売りたい値段にする」

■ベストバイ

家電量販チェーンのベストバイに10年以上勤務した@chubbyelvissは、一番お買い得な方法を伝授。店側がメーカー保証を適用できないと言っていても実際は適用できるそうだ。携帯電話の販売価格もキャリアショップよりはるかに高く、値引きを狙うなら土曜の夜がベストとのこと。

■マクドナルド

「マクドナルドで働いてひどい実態を知った」というマイケルは、マクドナルドのストローが普通より大きい驚きの理由を明かした。舌を刺激する炭酸の量が増えて、おいしく感じられるからだという。「ただのファストフードじゃないかと思うだろうが、実際は大いに科学的根拠がある」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

マレーシア首相、1.42億ドルの磁石工場でレアアー

ワールド

インドネシア、9月輸出入が増加 ともに予想上回る

ワールド

インド製造業PMI、10月改定値は59.2に上昇 

ワールド

ベルギー、空軍基地上空で新たなドローン目撃 警察が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「今年注目の旅行先」、1位は米ビッグスカイ
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 5
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 6
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中