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感染症対策米CDC、新型コロナワクチンのアレルギー反応を注意深く監視 インフルワクチンに比べ10倍
米疾病対策センター(CDC)は6日、米ファイザーおよびモデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンによるアレルギー反応を注意深く監視しているとした上で、深刻なアレルギー反応を示した人に対し、2回目の接種を行わないよう要請した。アトランタで2014年9月撮影(2021年 ロイター/Tami Chappell)
米疾病対策センター(CDC)は6日、米ファイザーおよびモデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンによるアレルギー反応を注意深く監視しているとした上で、深刻なアレルギー反応を示した人に対し、2回目の接種を行わないよう要請した。
記者団との電話会議で、新型コロナワクチンによるアレルギー反応は接種100万回当たり11.1件だったと発表。一方、インフルエンザワクチンのアレルギー反応は接種100万回当たり1.3件という。
CDCは、深刻なアレルギー反応は「非常にまれ」とし、ワクチン接種の必要性を強調。ワクチン接種によるアレルギー反応を注意深く監視しているとし、ウェブサイトに毎週情報を公開するとした。
またワクチン接種場所では、アナフィラキシーなど深刻なアレルギー反応に備えるだけではなく、その対応法や病院での追加処置が必要かどうかの判断を行えるようにすべきとした。
CDC当局者によると、ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンを接種した後に深刻なアレルギー反応を示したのは28人。モデルナ製ワクチン接種後に呼吸困難などを引き起こし得るアナフィラキシー反応が確認されたのは1人という。
アレルギー反応の件数の違いは主にファイザー製ワクチンの承認がモデルナ製ワクチンよりも早かったためとし、双方のワクチンに注意が必要とした。
この日発表された調査によると、12月14日─23日に行われたファイザー製ワクチンの接種は189万3360回に上り、そのうちアナフィラキシー反応が確認されたのは21件。このうち71%がワクチン接種後15分以内に発症したという。
英国の医薬品規制当局は、アナフィラキシーの既往歴がある人や医薬品または食料品に深刻なアレルギー反応を示す人はファイザー製ワクチンを接種すべきではないとしている。
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