SNSパワーで「神聖不可侵」の王室に改革迫るタイの若者たち
2020年11月11日(水)19時20分
現在の王室批判の急先鋒は活動家のパウィン・チャチャワーンポンパンやジャーナリストのアンドルー・マクレガー・マーシャルらで、フェイスブックやツイッターのフォロワーは膨大な数に上る。パウィンがフェイスブックに開設した王室を議論するサイト「ロイヤリスト・マーケットプレース」は8月に政府に閉鎖されたが、その後継版のメンバーは200万人を超える。
現時点で、軍が王室との連携を捨てて民衆についたり、王室が改革要求を受け入れたりする気配はない。だが過去数週間で、反政府デモは全土に拡大している。
若者たちはテクノロジーを味方に、長い戦いを続ける覚悟だ。政府がSNSをコントロールし切れないなか、彼らは王室批判を拡散し、従来の価値観、歴史観を覆し続ける。デモ隊が掲げるメッセージどおり、それは「避けられない運命」だ。
From thediplomat.com
<本誌2020年11月17日号掲載>
2024年4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が愛した日本アニメ30」特集。ジブリのほか、『鬼滅の刃』『AKIRA』『ドラゴンボール』『千年女優』『君の名は。』……[PLUS]北米を席巻する日本マンガ
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着