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イギリス政府「香港議員めぐる中国の新規則は共同宣言違反」 制裁を検討

2020年11月13日(金)08時24分

英国は12日、中国が香港の議会に当たる立法会の議員資格に関し、新たな規則を導入したことは、香港に高度の自治を約束した1984年の中英共同宣言に違反するとした上で、制裁を検討していると表明した。立法会で撮影(2020年 ロイター/TYRONE SIU)

英国は12日、中国が香港の議会に当たる立法会の議員資格に関し、新たな規則を導入したことは、香港に高度の自治を約束した1984年の中英共同宣言に違反するとした上で、制裁を検討していると表明した。

中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は、訴訟を経ずに立法会議員の資格剥奪を可能にする決議を採択。これを受け、香港政府は11日、立法会の野党議員4人の資格剥奪を決めた。

英国のラーブ外相は、こうした対応は中英共同宣言に違反し、「中国は再び約束を破り、香港の高度な自治をおとしめた」と述べた。

英国側は中国の劉暁明駐英大使を呼び出し、深い遺憾の意を表明。アダムズ外務担当閣外相は議会で、個人への制裁を検討していると明らかにした。香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が制裁対象に含まれるかとの質問には「マグニツキー法(人権制裁法)のような形での制裁を引き続き検討していく」とした。

[ロイター]


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