最新記事

感染第3波

東京都、25日の新型コロナ新規感染401人 小池知事、飲食店への時短営業要請「強い取り組み必要」

2020年11月25日(水)20時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

飲食店への営業時間短縮要請を発表する小池知事(2020年 ロイター/Issei Kato)

東京都は25日、都内で新たに401人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。NHKなど国内メディアが報じた。

この日確認された陽性者を年代別でみると、20代と30代が174人、40代と50代が125人、また70代以上の高齢者は35人となっている。また感染経路が不明な人は263人で全体の約66%にのぼっている。

これで都内で確認された陽性者の合計は38,598人となった。

11月に入って顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。

東京都、再び飲食店への営業時間短縮を要請へ

一方、東京都は今月28日から来月18日までの3週間、飲食店とカラオケ店に対し、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請することを決めた。

期間は11月28日から12月17日までの20日間。要請に協力した事業者には、一律で40万円の協力金を支給するという。現在、金額など詰めの作業が行われており、夕方には小池都知事が発表するもよう。

さらにGo Toイートについて、11月27日から12月17日までの3週間、新規食事券の発行停止と、すでに発行された食事券とポイントの利用を控える呼びかけを行うよう、政府に要請という。

25日夕方に臨時の記者会見を開いた東京都の小池知事は「感染拡大を食い止めるために、都民にはできるだけ不要不急の外出を控えていただきたい。年末年始に向けて会食の機会が増えるかと存じますが、体調が悪い方、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方は参加を控えていただきたい。できるだけ参加を控えることによって自宅にウイルスを持ち込まないで、帰宅時には手洗いそして消毒など徹底をしていただきたい」と感染対策を呼びかけた。

newsweek_20201125_150712.jpg

東京都・新型コロナウイルス新規陽性患者の推移

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、エヌビディアAI半導体の中国販売認可を

ワールド

習氏、台湾問題で立場明確に トランプ氏と電話会談=

ビジネス

EU、AIの波乗り遅れで将来にリスク ECB総裁が

ワールド

英文化相、テレグラフの早期売却目指す デイリー・メ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 10
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中