NY外為市場=円とユーロが対ドルで上昇、主要中銀が相次ぎ金利据え置き
ドル、ユーロ、円、ポンドの紙幣。2025年5月4日撮影(2026年 ロイター/REUTERS/Dado Ruvic/Illustration)
[ニューヨーク/ロンドン 19日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、円やユーロなどの主要通貨がドルに対して上昇した。中東での軍事攻撃を受けた原油高でインフレ懸念が高まる中、主要中央銀行が相次いで政策金利の据え置きを決定したことなどが影響した。
この日は欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行(英中央銀行)などが金利据え置きを決定。前日は米連邦準備理事会(FRB)のほか、カナダ銀行(中央銀行)と日銀も据え置きを決定した。
スタンダードチャータード(ニューヨーク)のG10通貨調査部門責任者、スティーブ・イングランダー氏は「世界の主要中銀は物価や景気への影響を見極めながら、自らの政策の信認がどこまで保たれるのかを自問している」と指摘。「FRBのパウエル議長は中東での戦争の影響を見極めるまで判断を保留すると毅然とした態度で表明したが、他の中銀を見ると、カナダ中銀はやや中立的で、英中銀はタカ派寄りだった。英国はエネルギーの純輸入国であるため、英国の方が米国よりインフレリスクが大きいとの見方が出ている」と述べた。
ゴールドマン・サックスのスチュアート・ジェンキンス氏率いるアナリストチームは「G10カ国のうち、7カ国の中銀が過去2日間に政策決定会合を開いたが、いずれも市場予想を覆すようなサプライズはなく、7中銀すべてが予想通りに政策金利を据え置き、中東情勢の見通しが極めて不透明だと強調した」と指摘。「会合後の声明やガイダンスには全体として、成長減速リスクよりもインフレ上振れリスクを強調する傾向が見られたが、その度合いには中銀ごとに大きな違いがあった」とした。
終盤の取引で、円は対ドルで1.4%高の157.61円。ユーロは対ドルで1.18%高の1.1585ドル。英ポンドは対ドルで1.4%高の1.34360ドル。
主要通貨に対するドル指数は1%低下の99.20。ただ、先週に付けた10カ月ぶりの高水準近辺にとどまっており、中東情勢の緊迫化と原油高を背景に安全資産と見なされるドル建て資産に資金の流入が続いていることが示されている。
ドル/円 NY終値 157.72/157.75
始値 159.12
高値 159.29
安値 157.52
ユーロ/ドル NY終値 1.1588/1.1590
始値 1.1473
高値 1.1616
安値 1.1463





