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新型肺炎

新型コロナウイルス、香港で初の死者 世界の死者427人・感染者2万人に

2020年2月4日(火)16時26分

香港で新型コロナウイルスによる肺炎で初の死者が報告された。中国本土以外で死者が報告されたのは先週のフィリピンに続き2人目。死者数は中国国内とあわせて427人となった。写真は香港で4日撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)

香港で4日、新型コロナウイルスによる肺炎で初の死者が報告された。中国本土以外で死者が報告されたのは先週のフィリピンに続き2人目。死者数は中国国内とあわせて427人となった。

前日大幅に下落した人民元と株式市場は、落ち着いた動きとなっている。

中国保健当局によると、新型肺炎による死者は3日時点で64人増えて425人。感染者は3235人増えて2万0438人になった。

海外での感染は23カ国・地域の151人に拡大。米国でも感染者が増え、国内で2件目となる人から人への感染例も報告された。

米疾病対策センター(CDC)の予防接種・呼吸器疾患センターのナンシー・メッソニエ所長は「今後さらに人から人への感染例が確認されると見込んでいる」と述べた。

世界保健機関(WHO)は前週、新型ウイルスの感染拡大で「世界的な緊急事態」を宣言。ただ、専門家は、病原体については致死率を含め、不明な部分が多いと指摘する。中国のデータは、新型ウイルスがSARS(重症急性呼吸器症候群)に比べて感染力は強いが致死率は大幅に低いと示唆しているが、急速に数字が変わる可能性もある。

脅威が把握しきれない状況で湖北省・武漢から自国民を退避させる動きも続いている。オーストラリアのメディアは4日、多数の豪州人を乗せた航空機が3日に武漢を出発し、検疫が実施されるインド洋の同国領クリスマス島に到着したと伝えた。

日本では、感染者が乗っていたクルーズ船を横浜市の大黒ふ頭沖に停泊している状態で検疫を実施した。

香港では、前日に続き医療関係者が、感染拡大を阻止するため中国本土との境界封鎖を求めてストライキを実施している。

各国の航空会社は中国便の一部を運航停止としており、アラブ首長国連邦(UAE)の3日の発表によると、同国のエティハド航空とエミレーツ航空の中国便の一部の運航が停止する見通しとなった。

米国の支援

春節(旧正月)の連休明け最初の取引となった3日の中国株式市場は約8%急落。中国政府は、米国が新型肺炎を巡り不安をあおっていると批判していた。

ただその後、中国がWHOが同国に派遣する専門家チームに米国が参加することを承認したと米ホワイトハウスが明らかにした。

4日、中国外務省の華春瑩報道官は声明で、米国は「客観的で公平、冷静、理性的な姿勢」を取り、「過剰反応を控えるべきだ」と主張する一方で「米国が繰り返し中国への支援を申し出ていることは把握しており、支援が近く提供されると期待している」と述べた。

*内容を追加しました

[香港/北京 4日 ロイター]


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