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「耐火レンガ在中」コンテナにあったのはポルシェ、フェラーリ等スーパーカー 船便密輸も続くインドネシア

2019年12月19日(木)19時00分
大塚智彦(PanAsiaNews)

一般乗客の荷物検査も厳しく

インドネシアのジャカルタ国際空港では新政権が誕生した10月以降、税関検査が厳しくなったと在ジャカルタ日本人の間からの報告が相次いでいる。

特に厳しくなったのが酒類の持ち込みで1人当たりの持ち込み制限(1リットルを超える量)を少しでも超えた場合は「以前は袖の下的罰金で済んでいた」というが10月以降は「罰金と没収」が厳格に適用されているという。このため「制限を超える分はきちんと申告して税金(350%)を支払う方が安全」とさえ言われ始めている。

かつては税関職員や入管職員が「オミヤゲワ?」と暗に賄賂を要求することが多かったインドネシアの国際空港だが、1998年の民主化以降次第に改善され、現在ではそうした事例はほとんどみられなくなったという。

GAのCEOによるハーレーダビットソン密輸事件や今回発表されたインドネシア企業による高級外車・バイクの密輸などが相次いでいることは、依然として富裕層による税金逃れの密輸が横行している実態を改めて浮き彫りにしたといえる。こうした密輸への一連の厳しい取締り姿勢の背景には、厳格な法の執行と社会的公正の実現というジョコ・ウィドド大統領の政治姿勢があることは間違いなく、今後も密輸摘発が続くものとみられている。


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大塚智彦(ジャーナリスト)
PanAsiaNews所属 1957年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒、米ジョージワシントン大学大学院宗教学科中退。1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からPan Asia News所属のフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など

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