カンニング大国インドの学校が考案した奇策に「非人間的」と批判殺到
College in India Apologizes for Unorthodox Method to Prevent Cheating
ムンバイの学校指導者ネットワーク財団のフランシス・ジョセフ会長はツイッターで、箱をかぶった学生たちの写真を引用しながら、「学生たちが文字通り『箱の中で考える(型にはまった考えしかできない、の意味)』姿だ」と述べ、同校を批判した。「インドのカルナータカ州にある学校が、カンニング防止のためとして、学生たちに段ボール箱をかぶるよう強制したと聞いて、恥ずかしく思う。21世紀に、学生の評価に関してこんな行いがまかり通っているとは、我々の教育は一体どこに向かっているのだろう?」
地元のPU教育委員会のピアジェイドは同校の措置について、「非人間的であり、文明社会では決して認められない。このようなことが二度と繰り返されないよう望む」と非難した上で、同委員会の方針を改めてこう強調した。「試験会場で学生を適切に管理し、不正行為を防止するには、従来から使われてきた手法がある。この学校は、そうした方法を用いることができるはずだ」
(翻訳:ガリレオ)
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