最新記事

海外旅行

旅のプロたちが推薦する「日常を忘れられる」夢の旅行先

Summer Break 2019 Destinations

2019年7月12日(金)14時08分
ポーラ・フローリック

■ザイオン国立公園など(米ユタ州)
推薦人:パビア・ロサティ(高級旅行サイト「ファゾム」CEO)

小さな子供連れにはユタ州南部の車の旅がおすすめだと、ロサティは言う。「飛行機でラスベガスまで行ってレンタカーを借りる。最初に目指すのはザイオン国立公園だ。絶景の中でのハイキングもいいし、美しい峡谷での水遊びも楽しい。赤い奇岩の1つエンジェルズ・ランディングはトレイルが整備されているから、子供は喜んで駆け上がるだろう。でも、高所恐怖症の人には要注意の高さだ」

ザイオン国立公園にはホテルもあるから、そこで数泊しよう。さらに奇岩が森のように並ぶブライス・キャニオンや、コダクローム・ベイスン州立公園など、州道12号線沿いに国立公園が続いているから、ドライブで迷う心配はない。「この辺りは大昔は海だったらしい。自然に圧倒される旅になるのは間違いない」


■インカ帝国の遺跡(ペルー)
推薦人:マルタ・トゥッチ(「ナヤ・トラベラー」共同創業者)

「ペルーでは多様性に満ちた経験ができる」と、トゥッチは語る。「中南米でも観光インフラが最も整備されている国の1つだから、家族連れでもカップルでも、一人旅でも安心して訪れることができる。定番はインカ帝国の首都クスコから『聖なる谷』やマチュピチュ遺跡をたどるコース。アマゾンの熱帯雨林に立ち寄れば、魔法の世界に迷い込んだ気分になれる」

magw190712-travel03.jpg

SIEMPREVERDE22/ISTOCKPHOTO

10代の子供におすすめの旅行先

■モロッコ
推薦人:マルタ・トゥッチ(「ナヤ・トラベラー」共同創業者)

「エキゾチックで活気に満ち、古い伝統と現代の利便性が共存しているモロッコは家族旅行にぴったり」と、トゥッチ。アトラス山脈に抱かれたトドラ渓谷、雄大なサハラ砂漠、大西洋岸のリゾートなど、この国の自然は多様な表情を見せる。砂漠でのキャンプや渓谷のトレッキング、「バラの谷」の名で知られるケラア・ムゴナ村を訪ねたり、港湾都市エッサウィラでサーフィンを楽しんだりと、冒険心をそそるアクティビティーも盛りだくさんだ。

magw190712-travel04.jpg

KASTO80/ISTOCKPHOTO

■タラマンカ山脈(コスタリカ)
推薦人:トム・マーチャント(「ブラック・トマト」創業者)

「息をのむようなコスタリカの美しい自然の中で絶景アドベンチャーを経験すれば、普段は斜に構えているティーンエージャーでも感動するはず」と、マーチャントは言う。「家族連れにはラフティングがおすすめ。活火山のアレナル山見学もワクワクする」

ホテルはボートでしかたどり着けないパクアレ・ロッジがおすすめ。ケーブルを使ってジャングルの中をターザンのように移動するジップライン「スカイトレック」もスリル満点だ。「コスタリカの首都サンホセは、安全で活気があって建築が素晴らしいから、少なくとも1泊する価値はある」

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 5
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 8
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中