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インドネシア大統領選、22日結果発表 デモのほかテロ計画も発覚で厳戒態勢へ

2019年5月15日(水)19時15分
大塚智彦(PanAsiaNews)

Wi-Fi対応の起爆装置、テロ組織から押収

こうした大統領選挙の開票をめぐり緊張感が高まりつつあるなか、国家警察の対テロ特殊部隊(デンスス88)は5月4,5日にジャカルタ近郊で潜伏中だった中東のテロ組織「イスラム国(IS)」に共鳴するインドネシアのテロ組織「ジャマア・アンシャルット・ダウラ(JAD)」のメンバー3人を逮捕。さらに8日にはJADの地域司令官とみられる男性をジャカルタ東部で逮捕するとともに爆弾や起爆装置を押収した。

捜査の結果、JADは22日の大統領選挙の公式結果発表に合わせてテロを計画し、これまでの携帯電話を経由した起爆装置ではなく、Wi-Fiを使った遠隔操作で起爆させる装置があったことがわかった。この装置を使うと目標から1キロ離れた地点からでもWi-Fiに接続したルーターを経由して起爆が可能という。

こうしたテロ計画の存在が浮かび上がったことから治安当局は現在約10万人を動員して続けているテロ警戒態勢をさらにレベルアップし、選挙管理委員会や選挙監視庁などの選挙関連施設に加えて、近年のテロが警察官や警察施設、宗教施設を標的にしていることから警察署やキリスト教会、仏教寺院などで厳重な警備に当たる方針という。

このためジャカルタ市内のショッピングセンターや政府要人の自宅にも小銃を手にした兵士や警察官が配備されはじめており、インドネシアは高まる緊張感の中で正式結果発表の22日を迎えようとしている。

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