最新記事

UFO

UFOの軍事研究、中露がアメリカを抜く?

U.S. in UFO Race with China, Russia, Harry Reid Says

2019年3月4日(月)18時00分
アンドリュー・ウォーレン

UFO研究に金を投じるべきか否か To The Stars Academy of Arts and Science/Global News/YouTube

<宇宙人の存在を信じ、アメリカのUFO研究を支援してきたリード元上院院内総務が、UFO調査の継続を訴えた>

アメリカのハリー・リード元上院院内総務(民主党)は2月27日、ラスベガスのテレビ局KLASチャンネル8に出演し、未確認飛行物体(UFO)の研究開発でロシアと中国が激しく追い上げてきている、と警告した。

「中国がUFO研究にかなりの資金を投じているのは間違いない。KGB出身のプーチンもそうだ」と、リードは言う。「アメリカもUFOの調査を継続すべきだ」

「リード元上院議員は、ロシアと中国はUFOを軍事的に研究している、自分たちのUFOを作るためだ、とほのめかします」と番組のリポーターは言い、フロリダ沖とバージニア沖では過去3年間でUFOの数十件目撃された、という国防総省筋の主張を紹介した。

国防総省や米政府の研究機関が、UFO(または「未確認空中現象(UAP)」)の研究に懐疑的なのかは理解できる、と前置きしたうえで、リードはこう続けた。

「UFOは長年、謎に包まれてきた。カリフォルニア州から発射されたロケットの類、という説もある。国防総省でもどこでも、責任ある立場の人々は、とても説明のつかない現象に直面して困っている」

UFO信じる大富豪ビグローの周りはで奇怪な現象が

米紙ニューヨーク・タイムズが2017年12月に報じて大騒ぎになったUFO映像にも話が及んだ。米国防総省が2007年から秘密裏に実施していたUFO調査の一つ、AAWSAP(先進航空兵器システム応用プログラム)の報告書に、2004年にカリフォルニア沖で米原子力空母ニミッツの艦載機であるFA18攻撃機2機が、白っぽい楕円型のUFO(愛称Tic Tac)を目撃したことが報告されていたのだ。以下が、その映像だ。

米国防情報局はAAWSAPを通じて、ホテル経営者で大富豪ロバート・ビグローが所有する調査会社「ビグロー・エアロスペース先端宇宙研究所」(BAASS)に1000万ドルの資金を投じていた。ビグローはリードの旧友で、長年UFOの研究を続けてきたことでも有名だ。

ビグローがかつてユタ州北部で所有していたミステリアスな牧場も国防総省の調査対象に含まれていたと、リードは認めた。UFOファンの間で「スキンウォーカー牧場」として知られるその土地は、超常現象が頻発することで知られる。UFOの仕業とされる「キャトルミューティレーション(動物が襲われ、死体から血が抜き取られる怪現象」やUFOの目撃情報、さらには銃弾をものともしない黄色い目をした怪奇動物の情報も寄せられていた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

インフレは依然高すぎる、政策変更は差し迫らず=米ク

ワールド

イラン空域制圧へ作戦順調、米が新指導者候補を複数検

ビジネス

米2月雇用、9.2万人減で予想外のマイナス 失業率

ビジネス

米原油先物、23年10月以来の高値 北海ブレント9
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園で撮影された「恐怖の瞬間」映像にネット震撼
  • 4
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 5
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    アルツハイマーを予防する「特効薬」の正体とは? …
  • 10
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリン…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中