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2020年米大統領選へ 民主党「期待の星」だが意外と不人気?

BETO IN THE RUNNING

2019年3月25日(月)10時55分
シャンタル・ダシルバ

遊説先のアイオワ州で店のテーブルに乗ってアピール(2019年3月14日) DANIEL ACKER-REUTERS

<トランプに勝てるかもしれないベト・オローク前下院議員(46)が、ついに出馬表明。大混戦の民主党大統領候補指名レースだが、オロークには不利な条件が1つある>

民主党のベト・オローク前下院議員(46)が3月14日、ついに2020年大統領選への出馬を正式に表明。現職トランプ大統領への挑戦者の座をめぐり、既に大混戦となっている民主党の大統領候補指名レースに参戦した。

オロークは3月13日発売のバニティ・フェア誌のオローク特集号に、選挙戦で不利になる条件が少なくとも1つあると語った。その条件とは、自分が白人男性であることだ。

米政府は「あらゆるレベルで白人男性が多過ぎる」と、オロークは指摘した。「これは問題だ。そして私も白人男性だ」

アメリカの歴代大統領は全員が男性で、ほぼ全員が白人だった。その歴史に多様性をもたらす可能性がある有色人種や女性の候補も含め、民主党には「現時点で素晴らしい候補者が何人かいる」と、オロークは言った。「人々はこの国の大統領のほぼ全員が白人だったという事実を踏まえて、何かを変えたいと願っている。その気持ちはとてもよく分かるし、意思決定のまっとうな基準だと思う」

もし自分が大統領に選ばれたら、政権スタッフの顔触れをこの国のように多様性のあるものにするとオロークは約束した。「私の知る限り、この問題に対処する方法はそれしかない」

テキサス州エルパソ出身。2012年に米下院議員に当選する前は、市議会議員を6年間務めていた。「この国と私たち一人一人にとって、今は決定的に重要な『真実の瞬間』」だと、オロークは出馬宣言の動画で言った。

「私たちが直面している課題、経済と民主主義、気候(変動)が複雑に絡み合った危機は、これまでになく大きなものだ。この危機は私たちを破滅させるか、それともアメリカに与えられた天賦の才を解き放つ最大の機会になるか。言い換えれば、この危機の時代はこの国とそこに暮らす全ての人々にとって、これまでにない最大のチャンスになるかもしれない」

オロークはトランプに勝てるかもしれないと数カ月前からもてはやされてきたが、直近の世論調査の結果は振るわない。現時点では、バイデン前副大統領(まだ出馬していない)、バーニー・サンダース、カマラ・ハリス、エリザベス・ウォーレン、コーリー・ブッカー各上院議員に続く6位にとどまっている。

<2019年3月26日号>

※3月26日号(3月19日発売)は「5Gの世界」特集。情報量1000倍、速度は100倍――。新移動通信システム5Gがもたらす「第4次産業革命」の衝撃。経済・暮らし・医療・交通はこう変わる! ネット利用が快適になるどころではない5Gの潜在力と、それにより激変する世界の未来像を、山田敏弘氏(国際ジャーナリスト、MIT元安全保障フェロー)が描き出す。他に、米中5G戦争の行く末、ファーウェイ追放で得をする企業、産業界の課題・現状など。

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